今日はAWS Marketplaceの重要な新機能についてお伝えするためにこの記事を書いています。 ご存知のとおり、AWS Marketplaceを使えば、インフラストラクチャー、デベロッパーツール、ビジネスアプリケーションといった26のカテゴリーに広がる、様々なソフトウェアを探して、購入し、すぐに使い始めることができるようになります。
このAWS Marketplaceのプロダクトを年間サブスクリプションという形で購入することができるようになりました。 年間購入のオプションとAmazon Elastic Compute Cloudのインスタンスタイプを選択することで、一回限りの前払金で、以降の12ヶ月間、選択されたEC2インスタンスタイプ上でソフトウェアを無制限でご利用いただけます。
年間サブスクリプションは、 Alert Logic、 Barracuda、 Citrix、 Fortinet、 MicroStrategy、 Progress Software、 Riverbed、 Sophos、 Tenable、 VormetricといったようなISVが提供する90以上のソフトウェアプロダクトでご利用いただけます。
数クリックで年間サブスクリプションを購入いただけます。:
- 希望のプロダクトを見つけたら、年間サブリクリプションの料金を確認し、Continueをクリックします。
- 購入したいサブスクリプションの数を指定します。
- Accept Terms & Launchをクリックします。
年間価格のベネフィット
この新しいオプションは皆様にいくつもの重要なベネフィットを提供いたします。:
- 予測可能性 - 年間価格モデルを使用すると、定常状態のワークロードを実行する際のソフトウェアの費用をより正確に予測することができます。
- コスト削減 - AWS Marketplaceでソフトウェア製品を選択する際、年間サブスクリプションを購入することで、ソフトウェアのコストを10〜40%程度削減することができます。 ワークロードがバーストするような状況でも、時間あたりの利用量に応じた支払いを継続することができます。
- 柔軟性 - ソフトウェアが提供されるAWSリージョンであれば、どのアベイラビリティーゾーンでもソフトウェアを実行することができます。 購入の際はEC2のインスタンスタイプだけを指定しますので、アベイラビリティーゾーンはどちらでも問題ありません。
- 使いやすさ - インスタンスを再起動したり、アプリケーションを起動しなおしたりすること無しに、ソフトウェアの価格モデルを変更することができます。
- 均一性 - 1時間あたりの料金の場合と同様に、すべての年間サブスクリプション料金は、AWSの請求書に表示されます。 新しいアカウントをセットアップしたり、サードバーティーに支払い情報を共有する必要はありません。
詳細
すでに1時間あたりの料金モデルでプロダクトの支払いを行っている場合、必要に応じて、年間サブスクリプションを購入するだけで、年間サブスクリプションモデルに変更することができます。 インスタンスやアプリケーションを再起動する必要はありません。
それでは、AWS Marketplaceを通して、プロダクトを購入するプロセスを見てみましょう。 最初のステップは、興味のあるプロダクトを探すことです。今回はSophos UTM 9 security gatewayを探すことにします。:

見つかったら、料金の詳細を確認します。:

問題なければ購入します。:

しばらく待つとEC2インスタンスが起動し、ソフトウェアがデプロイされ、年間サブスクリプションが購入されます。:

ソフトウェアが実行されたら、Usage Instructionsボタンをクリックして、次のステップをチェックすることができるようになります。 サブスクリプションを追加、キャンセル、変更したい場合は、Your Software Subscriptionsページからいつでもソフトウェアを管理することができます。:

ISVの方で、ソフトウェアがすでにAWS Marketplaceでご利用いただけるようになっている場合、プロダクトの年間価格をサブミットすることで、年間サブスクリプションを提供することができます。
今すぐご利用いただけます。
冒頭でお話したように、 年間価格はAWS Marketplaceで今すぐご利用いただけます!
-- Jeff;
この記事はAWSシニアエバンジェリスト Jeff BarrのAmazon Web Services Blogの記事、 New Annual Pricing for AWS Marketplace Productsを 堀内康弘 (Facebook, Twitter)が翻訳したものです。