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【AWS発表】AWS CodeDeployアップデート - オンプレミスインスタンスを新たにサポート

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同僚のAndy TroutmanがAWS CodeDeployの新しい強力な機能追加についてゲスト投稿をしてくれました!
 
— Jeff;

Amazon EC2インスタンスのアプリケーション更新を管理するためにAWS CodeDeployを利用することができます。CodeDeployを使えば開発者や管理者は開発環境、テスト環境、本番環境といった異なる環境にまたがったアプリケーションのデプロイを、集中管理することができます。CodeDeployはAmazon内部でのデプロイシステムで培われた経験にもとづいて、アプリケーションの更新を明快で繰り返し行えて利用者に影響を与えない方法で行うことに集中して作られています。既存のアプリケーション管理プロセスにどうやってCodeDeployを統合していくかについてはこちらをご覧ください。

Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)インスタンスの管理にCodeDeployを使っているお客様から、オンプレミスのインスタンスに対しても同様のfleet協調機能のリクエストを頂いていました。本日、Amazon EC2に加えてお客様ご自身のサーバ群をCodeDeployで管理できる機能を発表することができて非常に嬉しいです。

オンプレミスインスタンスでCodeDeployを使う利点

本日からEC2とオンプレミスでアプリケーションのデプロイを単一の方法で管理することができるようになります。こちらには以下の様な利点があります。

  • EC2とオンプレミス、もしくはオンプレミスのみのインスタンス群でのローリングアップデートができます。CodeDeployはそれぞれのインスタンスのアップデートの情報をトラックして、次にアップデートすべき対象を安全に選択してくれたり、アプリケーションのアップデートが思った様にいかない場合にはデプロイを停止してくれます。Cd_in_progress_deploy_2
  • オンプレミスのインスタンスにもEC2のインスタンス同様にタグをつけてデプロイグループを管理できます。アプリケーションのステージを区別するために”Development”、”Test”、”QA”、”Production”といった形で複数のグループを定義することができます。 Cd_tag_instance_1
  • デプロイグループは、オンプレミスのインスタンスや固定したECのタグで構成したり、またはAWS Auto Scaling groupで動的に変更できます。Auto Scalingの新しいキャパシティはCodeDeployによって自動的にデプロイされます。
  • EC2インスタンスやオンプレミスのインスタンスでデプロイが失敗した場合には、CodeDeployはすぐにデプロイログの最後4KB分をマネジメントコンソールで確認できるようにしてくれるので、アプリケーションデプロイのトラブルシューティングをすぐ簡単に始めることができます。 Cd_failed_deploy_1
  • オンプレミスインスタンスの状態をCodeDeployのコンソールやAWS Command Line Interface (CLI)経由で直接監視したり更新したりできます。 Cd_registered_instance_2
  • CodeDeployはpull型のエージェントなので、オンプレミスのインスタンスは正しいCodeDeployのエンドポイントに対しての外向きのHTTPSのみアクセスできれば大丈夫です(詳しくはRegion and Endpointsをお読み下さい)。デプロイを行うために、インスタンスやファイアウォールでSSHや他のいかなる内向きの通信も許可する必要はないです。
  • CodeDeployでLinuxとWindowsのEC2やオンプレミスのインスタンスのどちらもアップデートすることでできます。1台から10,000台以上までいかなる規模でもCodeDeployは動作するように作られています。

まずはじめに

最も簡単にオンプレミスのインスタンスをAWS CodeDeployで管理し始める方法は、AWS Command Line Interface (CLI)を通じて行うと良いです。AWS CLIはデスクトップ上やオンプレミスのインスタンス上に直接インストールできます。CLIがインストールできたら、たった3ステップでオンプレミスインスタンスを管理し始めることができます。

  1. aws deploy register を実行します。そうすると、オンプレミスインスタンスに紐付いた新しいIAM ユーザを作成されて、インスタンスがAWS CodeDeployに登録され、指定されたタグが設定されます。
  2. オンプレミスインスタンス上で aws deploy installを実行します。これによってCodeDeployのエージェントがインスタンス上にインストールされ、AWSリージョンと通信できるように設定されます。現時点でCodeDeployはUS East(Nortern Virginia)かUS West(Oregon)リージョンで利用可能です。
  3. 新規か既存のアプリケーションに対して、オンプレミスインスタンスを追加するための新しいCodeDeployのデプロイグループを作成するか更新します。これはCLI経由やCodeDeployのコンソールを利用して設定可能です。

これらが完了すれば、EC2インスタンスにデプロイするのと全く同じ手順でオンプレミスのインスタンスにデプロイすることができます。より詳細なセットアップステップについては、CodeDeployのドキュメントを御覧ください。

価格と利用可能リージョン

オンプレミスのインスタンス毎にAWS CodeDeployを利用してアップデートすると$0.02かかります。最低利用料金も前払いもありません。CodeDeployがインスタンスの更新を始めた時にだけ課金されます。Amazon EC2インスタンスをAWS CodeDeployを通じてデプロイする時には全く課金されません。

オンプレミスのインスタンスは利用可能なリージョンであればどこにでも登録することができます。可用性を高めるためには、オンプレミスインスタンスを最も近いリージョンに分割することをおすすめします。これはEC2インスタンスをリージョンごとに分割するのとほぼ同じ方式です。より詳細な情報はCodeDeploy Pricingregions FAQをご覧下さい。

— Andy Troutman, ソフトウェアデベロップメントマネージャー (翻訳: 岩永)


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