本日、Amazon Elastic Transcoderに キャプション機能のサポートを追加いたしました。 追加の費用なしに、ビデオをあるフォーマットから別のフォーマットにトランスコードする際に、キャプションを追加したり、削除したり、そのまま保持したりすることができます。 キャプションはビデオをより多くの人たちに見てもらえるよう、コンテンツの音声部分のトランスクリプトを提供します。 1990年の障害を持つアメリカ人法の通過で、キャプションは、米国で見られる特定の種類のコンテンツに対して必須となっています。
キャプションについてこのブログ記事を書くために、キャプションについて、かなり勉強しました。 用語「クローズドキャプション」は、閲覧者によって、有効にされた際にキャプションを参照します。 他のキャプション(「オープン」、「バーンイン」、または「ハードコーディングされた」キャプション)は全てのユーザーに表示されます。 1973年にクローズドキャプションが公式に登場して以来、いくつかの異なる規格が登場しています。 元々、テレビ番組のためのキャプション情報は放送信号の一部(EIA-608、CEA-608、「line 21 captions」として知られています。)の中に含まれていました。 デジタルテレビの登場と共に、EIA-708プロトコルが導入されました。 数年を経て、各プロトコルが洗練、特化、拡張され、TTML、DFXP、EBU-TT、SRC、WebVTT、SCC、mov-textといったプロトコルに変わっていきました。 より興味深く(そしてより複雑に)するために、キャプションはビデオストリームに埋め込まれたり、「サイドカー」として一般的に知られている別のファイルで提供されるようになりました。
開発者である場合、これらのフォーマット全てをサポートすることは(明らかに)大変な作業が必要になります。 プロダクトを跨いだ入出力を処理したり、きちんと機能し続けるよう、コードを維持、改良し続けなければなりません。 幸いなことに、そういった面倒な作業はすべてAWSが面倒をみますので、皆さんはアプリケーションを開発することに集中することができます。
新しいキャプションのサポート
Elastic Transcoderは次のフォーマットのキャプションを受け入れます。:
- CEA-608
- CEA-708
- TTML
- DFXP
- EBU-TT
- SRT
- WebVTT
- SCC
- mov-text
入力ファイルが1カ国語以上のキャプションを含んでいる場合、それらのいずれかか、いずれも含まないか、全てを含むかを選択することが出来ます。
Elastic Transcoderは次のフォーマットのキャプションを生成することが出来ます。(1つの埋め込みと最大4つまでの外部ファイル):
- DFXP
- SRT
- WebVTT
- SCC
- mov-text
キャプションの使い方
You can work with captions from the AWS Management Console、 AWS CLIまたは、 Elastic Transcoder APIを使って、キャプションに関する作業を行うことが出来ます。 コンソールを使ったキャプション操作は次のようにします。
まず、トランスコーディングジョブのAvailable Settingsセクション内のCaptionsを有効にします。:

コンテンツにキャプションを持つサイドカーファイルが1つ以上ある場合、Add Caption Sourceをクリックしてそれらを追加します。:

希望のキャプションのフォーマットを指定します。(複数のフォーマットをお望みの場合はAdd Caption Formatを使います。) 選択したフォーマットをサイドカーの形式で提供したい場合は、ファイル名のパターンを指定する必要があります。 パターンは、サイドカーファイルの最終的なファイル名を生成する際に使用されます。

今すぐはじめましょう!
この新機能は今すぐご利用いただけます。キャプションの利用に追加の料金はかかりません。サービスに関するさらに詳しい情報については、 Elastic Transcoderのページをご覧ください。
-- Jeff;
この記事はAWSシニアエバンジェリスト Jeff BarrのAmazon Web Services Blogの記事、 Process Captions with Amazon Elastic Transcoderを 堀内康弘 (Facebook, Twitter)が翻訳したものです。