Quantcast
Channel: Amazon Web Services ブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 446

「AWS発表」 CloudFrontアップデート - 最大およびデフォルトTTLの設定

$
0
0

Amazon CloudFrontは低レイテンシー、高速なデータ転送速度、そして最低利用コミットメントなしで、簡単にコンテンツをエンドユーザに配信することが可能です。

CloudFrontは低いレイテンシーでコンテンツを配信するため、53のエッジロケーション(執筆時点)にオブジェクトのキャッシュを行います。本日のアップデートでは、新たにCloudFrontのエッジロケーションでキャッシュの挙動をコントロールする機能を提供致します。ご存知の通り、CloudFrontにてオブジェクトの最低キャッシュ時間(Minimum Time to LiveもしくはMin TTLで知られているもの)を設定する機能はすでに提供しています。

今回新たに、CloudFrontでのオブジェクトキャッシュ期間に対する、最大値(Max TTL)とデフォルト値(Default TTL)を指定できるようになりました。これら設定は、Behavior単位で指定ができます。(CloudFrontのDistributionは1つ以上のBehabivorを設定でき、個々のBehaviorは正規表現で対象のオブジェクトを指定可能) 例えば、ウェブページ(*.html)とPNG画像 (*.png)で個別に設定することができます。多くの場合、これらの設定をアプリケーション側で個別に適切なCache-Controlヘッダーを設定するよりも(もちろんこの方法のオプションもありますが)、Behavior側で設定したほうが容易になります。

このオプションは様々な用途で活用いただけます!例えば、オリジン側で一切Cache Control Headerを指定していない場合でも、エッジロケーションでのキャッシュ期間をDefault TTLで指定することができます。また、3つの値(Min, Max, Default)を全て同一にすることで、オリジン側のCache-Control Headerを完全に上書きさせることもできます。

この新しい機能はAWS Management ConsoleもしくはCloudFront API経由で利用いただけます。例えば、1つのディストリビューションに3つのBehaviorが下記のように設定されている場合:

 

Behaviorを選択し、変種することで新たなTTLの設定をコントロールすることができます:

 

この機能は追加費用なく本日からご利用いただけます。より詳細を知りたい場合は、CloufFrontドキュメントの「CloudFrontエッジキャッシュにオブジェクトを保持する時間の指定」をご確認ください。

Jeff;(翻訳 北迫)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 446

Trending Articles