Amazon Echoは音声に関してデザインされた新しいタイプのデバイスです。Echoは（もちろん）AWSで動いているクラウドベースの音声サービスであるAlexaと接続されます。情報を提供したり、質問に回答したり、音楽を再生したり、ニュースを読んだり、結果もしくは答えを即座に得ることをAlexaに求めることができます。
Amazon Echoと同じ部屋にいる時、起動用の単語（AlexaもしくはAmazonのどちらか）を言って、それからリクエストするだけです。例えば、「Alexa、シアトルマリナーズの次の試合はいつ？」や「Alexa、シアトルで雨が降る？」と言えばいいのです。その裏側では、クラウド上で動いているコードがあなたが喋った要求事項を聞き、理解し、処理します。
本日、新しいAlexa Skills Kit (ASK)を使用してAlexaのための新しいボイス・ドリブン（音声駆動）機能を作成する力を提供します。数行のコードにより数分で既存のサービスをAlexaに接続することができます。また、例えあなたが会話認識や自然言語処理に関して何も知らなかったとしてもほんの数時間で完全に新しい音声によるエクスペリエンスを構築することも可能です。
また、プレビューの形態で開発者にその基礎となっているAlexa Voice Service (AVS)を提供開始します。ハードウェアメーカーや新しく、エキサイティングなInternet of Things(IoT)の世界の他の参加者はプレビューが利用可能になったときに通知を受け取るために本日よりサインアップ可能です。スピーカー、マイクとインターネット接続があるあらゆるデバイスは数行のコードでAlexaと統合できます。
想像性を刺激する手助けや音声技術関連のイノベーションを促進するために、Alexa Fundも発表致します。Alexa Fundは開発者やメーカー、そして顧客の生活を向上させるために人の声に関して新たにデザインされたものを製作しているあらゆる規模のスタートアップをサポートするため、投資として最大1億ドルを提供します。
ASKとAWS Lambda
AWS Lambdaを使ってAlexaのための新しいスキルを構築できます。Node.jsを使ってコードを書き、AWS Management Console経由でLambdaにそれをアップロードするだけです。アップロードし、コンソール上で作ったサンプルイベントを使ってテストをした後、Alexa Developer Portalへのサインインや、ポータルでの（Alexa Appを作成することによる）コードの登録、そしてファンクションのARN (Amazon Resource Name)をアプリに接続するために使用することができます。テスト完了後はアプリをEchoの所有者が使えるようにパブリッシュできます。Lambdaはスケーラブルでフォールトトレラントな環境でコードをホスティングと実行を行います。多くの場合、AlexaスキルをサポートするファンクションはLambdaの無料枠内に収まります。始めるにはDeveloping Your Alexa Skill as a Lambda Functionを参照ください。
WebサービスとしてのASK
アプリをWebサービスとしても構築でき、Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)、AWS Elastic Beanstalkもしくはオンプレミスのサーバ群を使ってホスティング以上のことを引き受けることも可能です。これらのオプションのどれかを選ぶなら、サービスはインターネットアクセス可能でなければならず、Alexaアプリのインターフェース使用に準拠する必要があります。443ポート上でのHTTPS over SSL/TLSをサポートする必要があり、サービスのエンドポイントのドメイン名に合致した証明書を提供する必要があります。コードは実際にAlexaから来たリクエストであるかの検証をし、時間ベースのメッセージの署名をチェックする責任があります。このオプションに関して詳細を知るには、Developing Your Alexa App as a Web Serviceを読んでください。
より知るには
ASK、AVSとAlexa Fundに関するたくさんの情報を本日発行しました。これらが開始するにあたってのリンクとなります。
— Jeff（翻訳は西谷が担当しました。原文：New – Alexa Skills Kit, Alexa Voice Service, Alexa Fund）